恋は永遠に
「真希、降りてきて」

お母さんからの呼び出し。

きっと瑛のことだろう。


「ちょっと行ってくるね?」

「お、おう」


階段をゆっくり降りる。

誰がなんていおうとも

私は別れない。


「真希・・・」

「お父さん・・・」


そこにはお父さんがいた。

本当のお父さんじゃないんだよね・・・?


「真希・・・」

「・・・・・・」


そういうことになるよね。


「真希、別れなさい」

「いやです」

「お父さんからもお願いだ」

「本当の・・・お父さんでもないくせに・・・」

「・・・っ!」


――パン


真希の頬に激痛が走った。

真希はそのまに倒れこむ。


「お、お母さん・・・?」

「本当のお父さんじゃない?いままであなたを一緒に育ててくれたのに、お父さんじゃない?お母さんはそんな子に育てた覚えはないわ!!」

「お、母さ・・・」


はじめてお母さんに殴られた。

こんなに怒ったお母さんは

はじめて見る。


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