誘拐犯は…神様だったのです!





理由は簡単。お金もないし、勉強をするのがイヤだったのが理由でもあるけど


一番は、お世話になってる店長に頼まれたから。



前々から働いていたから、皆とも仲がよく恵まれた環境にいるって自信を持って言えるほど楽しい



でも…


「ふう…寒いな」


息を吐けば白い息


職場から家まで帰るのがこの季節辛い


寒いのは好きじゃない。でも、電車やバスにのるほどの距離でもないから


ずーと、徒歩だけど…冬は誘惑に負けちゃいそうで…


ギュと手に力をいれながら自宅に向かっていると…



「あ!凜!」


「…?」


通り道のあるお店から私を呼ぶ声に振り替えると、入り口の所で1人の男性が手を振っている




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