誘拐犯は…神様だったのです!
第6章

すれ違い





――――――…
――――…





「…はぁっ…楽しかったな…」



その日の夜、海鈴さんと別れた私はいつも通り部屋で寛いでいた



海鈴さんとの会話は時間を忘れ、今の今まで続いていた


まるで少し前に戻ったように会話がとぎることなく、楽しかったの一言しか言えない



海鈴さんと話した内容は私がいなくなったあとの人間界について。特に、バイト先のこと


店長は物凄く心配して、家族がいない私が何者かに誘拐されと思い捜索願いまで出して探したらしい


けれでも、何日も立つのに見つからないことから、絶望的だと言われ悔やんでいたと



それを聞いて胸が痛んだけれど、私にはもうどうすることも出来なく落ち込むと優しくはげましてくれた



それからは暗い話しはやめて、思いで話し


夜会の時に知り合った、小さい方のグレンくんについて話した



最終的に名前の偽造とか、大事なことは誤魔化されてしまったけれど



それでも楽しいひとときだったな




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