誘拐犯は…神様だったのです!





それに、また来ると言い帰って行った、楽しみだな。いつ会えるんだろう



ついニヤニヤとしてしまい、ゴロンと寝返りをうつ


あ、だけれど一つだけ心残りのことがある。

それは海鈴さんが帰り際にツヴァイさんに聞こえないように


"僕は本当に本気だから"と再び口説かれてしまった



今朝は、紫音さん達が来たからあやふやと言うか…私が紫音さん達を引き離しその話しは終わっけれど


再び言われると、なんだか考えてしまう



だって…私は…紫音さんを…思ってる。それは彼に抱かれても嫌じゃないし


キスも嫌じゃない。ただ胸がドキドキして何とも言えない思いが強くなるばかりで…


好きなんだと思う。紫音さんも私を抱くたびに好きって言ってくれるから




けれど…実際、紫音さんは本当に好きなのかな


って、私ってば何を考えてるんだろう



気持ち、伝えあったのもあんな形だったから


少しだけ、よく分からなくなっちゃった



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