誘拐犯は…神様だったのです!
「いえ、凜様は紫音様の花嫁ですから様を付けるのは当然のことです」
「あ…あぁ、なるほど。そうですか…って、は?」
ガチャと思わず落としそうになるティーカップを慌てて持ち直す
「ちょっ、そ、それ…やっぱりそうゆうことなんですか?」
私が気になっていた花嫁って言葉…それって本当だったの?
「えぇ、そうですが?」
「あー、あのですね…それなんですが…私は同意はしてないんで…勝手に花嫁呼ばわりされるのは、迷惑と言いますか…物凄く困るんです」
「………」
「…って…聞いてますか?」
「はい…聞いていますが…その…あ、そうですね。ではそのことも含めて説明します」
ポンッと手を叩きツヴァイさんは私を見る
・