恋と上司の甘い相関関係
しばらくすると寝息が聞こえてきた。


さっきよりは熱も下がったみたいだし、顔色も良くなっている。


少しほっとしながら、緩くウェーブを描いている柔らかな髪を撫でた。


すると、彼女の口が僅かに動く。



「た…くみ…さん…」



一瞬起きたのかと思ったが、どうやら寝言のようだ。


コイツの夢の中にまで俺が登場しているのかと思うと、不思議と嬉しくなった。


顔を近付け、そっと軽く唇を重ねる。



“──何であたしにキスなんてしたんですか?”


っていつか言われたっけな…


鈍感で純真な雅に苦笑して、ポツリと呟いた。



「キスする理由なんて…
一つしかねぇだろ」



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