恋と上司の甘い相関関係
「オレも優しくしてほしいんだけとなぁ」


「ごめんなさい、篠原部長。
私他の人には興味ないんです」


「はー…そこまでハッキリ言われると逆に気持ちがいいね」



笑いながら冗談のように言い合う二人だけど、結城さんの言葉はきっと本心だ。


あたしなんかよりもずっと前から、結城さんは拓海さんのことが好きだったんだもんね…。


改めて彼女の想いの強さを思い知らされた気がした。


それに、あたしは拓海さんのことをまだほんの一部しか知らないんだということも──…



あたしは煙草を吸わないってことすら気付かなかった。

そんな自分が情けなくなる。


< 275 / 371 >

この作品をシェア

pagetop