恋と上司の甘い相関関係
ど、どーしよ……聞かれたかな!?

とりあえず普通に普通に……



「お、おは、おはようございます…」


「どうした?青ざめた顔して」


「いえ!何でもありません!!」



…と言いつつ、目線は逸らす小心者のあたし。


部長はさらに耳元に顔を近付け、甘い吐息を吹き掛けながらこう囁く。



「…あれくらいで変態なんて言ってるようじゃ先が思いやられるな」


「〜〜〜っ…!」



やっぱり聞こえてたか……。


脱力してうなだれるあたしに、部長はさらに一言付け加える。



「それに。俺はダッチワイフじゃねーから」


「……は??」



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