恋と上司の甘い相関関係
「夢の…国?」


「そ。明日は何か予定あるか?」


「いえ…何もないですけど…」


「じゃあ明日の午後2時、ここの駐車場に来い」



──はっ!?


突然の命令に、あたしは眉をひそめて部長を見やる。



「き…来ませんよ!そんな怪しい誘いには乗れません!」


「怪しくねぇっての。それに……」


「──っ!!!」



部長が腕組みをしたまま、ずいっとあたしの顔を覗き込んでくる。


キスされそうなくらい接近するおキレイな顔にびっくりして、あたしは椅子ごと後退りした。


そんなあたしに向かって悪魔の一言。



「これは上司命令だ」



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