HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥春奈には手を出させませんから。」


ケイが私を背中の方に寄せて、亮さんをキッと睨んだ。


「へぇ、国民的アイドルが交際宣言ね‥面白い。俺も引く気ないから。じゃあ、また。」


亮さんはまたニコッと笑うと、片手を上げて歩いていった‥。


「け、ケイ!?ねぇってば!」


ケイがまた私の手を乱暴に引っ張って、廊下の奥にある非常口階段のドアを開けた。


中に入ると、ケイは私を壁にドンっと寄せて手をついた。


「ケイ!?んっ‥!」


動けない私の唇をケイが乱暴に塞ぐ。
< 175 / 357 >

この作品をシェア

pagetop