HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「ハル‥。」


ケイが切なそうに私を見つめて、私の頭を撫でた。


「ありがとな。でも、俺は後悔してない。これ以上メンバーやファンに迷惑かけたくないし、ハルを傷つけたくない。ハルの側にいたいんだ。」


「ケイ‥。」


私はケイの胸に顔を埋めた。


「長谷川さんの事務所なら個人活動だから恋愛自由だし‥。一人でまた一から始めてみるよ。」


ケイが私をグイッと離して、私の瞳を見つめた。


「‥ハル、明日のファイナル・コンサートに来て。」


ケイがポケットから身分証を出して、私の首に掛けた。


「‥これって‥。」


「‥俺のマネージャーとして‥最後まで見届けて欲しい。」


ケイの悲しそうな笑顔が私の涙で滲む。


ケイも‥ツライよね‥。


私は久しぶりに手にしたマネージャーの身分証を握りしめて、一度だけ頷いた。

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