HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
撮影は順調に進み、最終日はほとんど自由時間だった。


サーフィン好きな祐希くんとアキラくんは海に出かけ、海斗くんと蓮くんはホテルでのんびり過ごしていた。


「ハル、ちょっと付き合って欲しいんだけど。」


面倒くさそうにアクビをするケイに付いていくと、たどり着いたのはハワイアンジュエリーのお店。


「いいか?この紙に書いてあるものを買って来いよ?」


そう言ってケイは私に小さなメモ用紙とクレジットカードを渡した。


「え?ケイはお店に入らないの?」


私が不安そうに言うと、ケイは私の肩に手を置いた。


「俺がこういう店に入ると後から大変なんだよ。‥だから嫌だって言ったのに、逆らうとアイツうるさいからな‥。」


「‥アイツって?」


「‥気にするな。俺、あそこの店にいるから。買い物が終わったら来いよ。ゆっくり見てきてイイから。」


ケイはハワイで人気のデザートショップを指差して言った。


私は”アイツ“が気になったけど、初めて見るハワイアンジュエリーに興味があったし‥。


とりあえずケイの言う通りにすることにした。
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