wild poker~ワイルドポーカー~

「それじゃあ、貴方達のカードを教えてくれるかしら?」

そう言って女は俺達に向かって銃を突き付けたままニッコリと眩しい笑みを浮かべて見せる。

「……それは強制か?」

「もっちろん!!」

俺の短い問いに、簡潔な答えが返って来る。

その女の答えにそっと後ろを振り返ると、藤谷は緊張した様に身を強張らせたまま……コクリと頷いた。

「俺はスペードのA。アイツはダイヤの7」

「ふ~ん。別に必要ないわね」

俺の答えにさほど興味も無さそうにそう呟くと、女は銃をしまい、さっきまでその死体が手にしていた拳銃と、遠くの地面に突き刺さったままの包丁を拾う。

それを茫然と見つめたまま少し眉を顰めて見せると、女は俺を振り返りムッと微かに頬を膨らませた。
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