幼なじみじゃイヤなんだ。
授業が終わり、先生が教室を後にする。
みんなが、ガヤガヤとお昼ご飯の準備を始める。
どうしよう。
振り返る事も出来ず、椅子に座って固まったままでいた。
あーどうしよう。
「さーくらっ!お弁当食べよう」
早苗がお弁当を持ってやって来た。
「あ、うん」
どうしよう。
「あれ?大石、今日は食堂?」
「うん、そう。」
…あああ───っ!振り向けない!渡せない!!
ピクリとも動けず固まったままでいると、
「桜、はいこれ」
流瑠の声が聞こえて、目の前に何かが差し出された。
それは、私の大好きなパンやさんで売っている砂糖のたっぷりかかった、ラスク。
「それ、やる」
「えっ!なんで?朝、買って来たの?」
このパン屋さんに行くには、いつもの最短通学路じゃなく、家から駅までだいぶん遠回りして行かなきゃならないのに。
今度は流瑠が目を逸らしながら言った。
「それ食べたら元気出るだろ」
その言葉にハッとして、流瑠を見上げる。
昨日疲れていた私を元気付けるために、早く家を出て買って来てくれたの?
朝練もあったのに?
「なが…」
「じゃ、北条にもやれよ」
意地悪な笑顔を向けてから、背中を向けた。
私は思わず、流瑠の腕を掴んでいて。
「だめ!待って!!」
「え?」
「…いや、あの…これ」
そっとお弁当を渡すと驚いた顔をして流瑠がそのお弁当見つめている。
「宿題のお礼」
「えっ?」
「作ったの。流瑠の分も」
「桜が?」
なんだか恥ずかしくなってきて、言葉にはならず、ただうんうんと頷いた。
みんなが、ガヤガヤとお昼ご飯の準備を始める。
どうしよう。
振り返る事も出来ず、椅子に座って固まったままでいた。
あーどうしよう。
「さーくらっ!お弁当食べよう」
早苗がお弁当を持ってやって来た。
「あ、うん」
どうしよう。
「あれ?大石、今日は食堂?」
「うん、そう。」
…あああ───っ!振り向けない!渡せない!!
ピクリとも動けず固まったままでいると、
「桜、はいこれ」
流瑠の声が聞こえて、目の前に何かが差し出された。
それは、私の大好きなパンやさんで売っている砂糖のたっぷりかかった、ラスク。
「それ、やる」
「えっ!なんで?朝、買って来たの?」
このパン屋さんに行くには、いつもの最短通学路じゃなく、家から駅までだいぶん遠回りして行かなきゃならないのに。
今度は流瑠が目を逸らしながら言った。
「それ食べたら元気出るだろ」
その言葉にハッとして、流瑠を見上げる。
昨日疲れていた私を元気付けるために、早く家を出て買って来てくれたの?
朝練もあったのに?
「なが…」
「じゃ、北条にもやれよ」
意地悪な笑顔を向けてから、背中を向けた。
私は思わず、流瑠の腕を掴んでいて。
「だめ!待って!!」
「え?」
「…いや、あの…これ」
そっとお弁当を渡すと驚いた顔をして流瑠がそのお弁当見つめている。
「宿題のお礼」
「えっ?」
「作ったの。流瑠の分も」
「桜が?」
なんだか恥ずかしくなってきて、言葉にはならず、ただうんうんと頷いた。