幼なじみじゃイヤなんだ。
「あー大丈夫。ちょっと赤くなっただけで、ケガとかはしてねぇよ」


「良かった…」


「相澤。流瑠とケンカでもしたのか?」


「…ううん、してないよ」





多分…





「じゃぁ。何であいつこんなにおかしいんだろ?やっぱ、なにかあったんじゃねぇの?お前ら…」


「……」





昨日、勝手に泣いたり悲しくなったりしたのは私で、流瑠とケンカなんてしていない。


私が泣いていたのとかも、流瑠は知らない。

嫌がらせを受けていないと言った時も安心した笑顔を見せていた。




流瑠がおかしいっていうのであれば、上坂くんに言われたことか、雪見さんが自分のせいで嫌がらせを受けているということを気にしてるんじゃないかと思う。





もしかして、雪見さんのことかな?





「あいつがおかしくなるなんて相澤以外の事で考えられねーだろ?」


「なにそれ?そんな事ないよ。原因は別の事かもしれないでしょ?」


「あん?」


「ほら、さぁ。恋煩(こいわずら)いとかかもしれないでしょ?」


「そうだよ!恋煩いなんだよ!だから相手は、あいざ……イテっ!!!」







早苗がマサくんの頭をはたいて睨む。

マサくんは我に返ったように目を見開いて、手で口を押さえた。
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