幼なじみじゃイヤなんだ。

叶えるための勇気




トイレの鏡の前に立つ。



髪を整えて、鏡にニコッと笑ってみるものの



怖い位にカッチコチ…。




「よ、よし!ぃ、行くぞぉっ!!」




今度は気合を声に出したものの



声が完全に裏返る…。






だ、大丈夫なの?私?



会いたい気持ちは高ぶるけれど、上手く接する自信が0に近い。




でも、流瑠とギクシャクするこんな状態はもう嫌だ!


それに、それに、明日は…





トイレから飛び出して深呼吸を2回した。




強くならなきゃ!

早苗のように。雪見さんのように。




< 505 / 606 >

この作品をシェア

pagetop