winter kiss〜王子様の熱い口づけ〜
「わたし、あのときは旅行で来てただけだったんです。」
「そうなんだ・・・。
そうかな~?って思ってた。
今日も、旅行?」
「いえ。今日から、近くの旅館で住み込みのバイトをするんです。」
「そうなの?!
俺も、この近くでバイトしてるんだ!!」
「そうなんですか?」
「うん!」
この人、感情が顔にでやすいのかな。
すごくうれしそう・・・。
「これから、会えるね。」
「え?」
わたしに会えるから、うれしいの?
彼は、バッと自分の口を手で覆った。
そして、真っ赤になる。
「いや、その・・・・」
目をきょろきょろさせる。
・・・・どうしたんだろう?
「お、俺!」
「はい。」
「俺ね。俺・・・」
なにかを言おうとしている。
・・・・?
そして、しばらく固まってから
どこかあきらめたようにため息をついた。