winter kiss〜王子様の熱い口づけ〜

「真央・・・・。」

「はい。」


"真央"って呼ばれると

少し胸がぎゅっとなる。


元彼が、そう呼んでくれていたからかな。



でも、今目の前にいる彼は

わたしの名前を呼ぶだけで

こんなにうれしそうにしてくれる。


それを見ていると

不思議と胸の締め付けがゆるまっていく。



「俺のことは、雪って呼んで。

あと、敬語もやめて。

きっと、同じ年くらいだと思うし。」

それは、わたしもそう思うけど。


「俺、17。」

「あ、一緒。」


ホントに一緒だった。


「やっぱり!

だから、敬語はなし!!」

「うん。」


タメなら、敬語はいいか。


「あと、雪って呼んでね?」


それは、さすがに・・・・

初対面の人をそんな風に呼べないよ。


首をかしげて困っていると

「だめ?」

と相手も首をかしげる。


しかも、子犬のような目をしてわたしの顔をのぞきこみながら。


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