秘密恋愛
「聖夜さん、死なないで?」
お願い……。
「死なないで、か……。そんなこと、言われたのは初めて、だよ……」
そう言った聖夜さんは、私の頬を撫でながら笑った。
「…………あ、救急車」
救急車を呼ばなきゃ。
何で今まで気が付かなかったんだろう。
もう殺人犯とか被害者とか、バレるなんて言ってる場合じゃない。
でも……。
「それはダメだよ……。僕は、大丈夫だから……」
聖夜さんはそう言って首を左右に振った。