飼い犬に手を噛まれまして

「そっか、言うこと言ったなら、まあいいか……じゃあ、後は紅巴にお仕置きの続きするだけだ」



 先輩に腕を引かれて、先輩の上に馬乗りになった。



「ちょっと! 酔っても、それは忘れてないんですか?」


「当たり前だろ」


 先輩がクスリと笑うから、その甘く危険な笑みにやられて私は動けなくなる。



「俺、まだ怠いからもう一回紅巴からキスして……さっきより厭らしいキスにしてくれよ」


「や、厭らしい?」


「そう、俺がこじ開けるんじゃなくて、最初から薄く唇開いて……舌で誘うように」


「やっ、そういうの言葉で説明しないでよ! やりづらくなる……」




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