"朱雀"【唯一無二の光】



だからなに?

ってかそんなのわかってる。

だから私は「知ってる。だから、『何をかかえてる』って聞いたの?お節介な人ね。」

私がそう言うと、今度は隆司が会話にはいってきた。

「麻里亜…お前なにがあったんだよ。俺の前じゃ笑ってたじゃねーか」

「…隆司だけじゃないよ。学校でも友達と遊ぶときも…。私が1人のとき以外ではいつも笑ってる。でもこれが本当の私だよ」

私の言葉に黙りこむ隆司。

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