桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
どうしたって、もう隠せない。
なくせない。
なくすには、この気持ちは俺よりも存在が大きすぎる。
「……氷室くん……、告白にしては、世界観がちょっと乱暴」
「えっ、……ごめん。でも、言うしか出来ないから……」
まさかの言葉選びを間違えた⁉
どう言えば良かったんだと、正解はないとわかっている頭で泡喰った。
その隙間に、小さく笑う声が聞こえた。
「……桐さん……?」
意識を現実にはっきり向ければ、桐さんが肩を震わせていた。