桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
「晃くんが傍にいるのを許したのが識輝ちゃんだけだったから、私は識輝ちゃんになりたかった。
明るい性格。活動的な手足。天真爛漫な笑顔。屈託のない指先。
何も否定せずに一度は受け容れて、自分の中で良し悪し、可不可の判をおす。そういう人になろうとして、今の私になった。
髪がずっと短いのも、識輝ちゃんに憧れてだった。
……でも私の駄目なとこは、識輝ちゃんに憧れた、だけで理由が終わらないところだった」
大きく息を吸って、気持ちを整えるみたいに。