誠の桜に止まる蝶
土「おーい蝶。開けるぞ?」

中から返事はない。

土方さんは勢いよく襖を開ける。

中を覗くと布団にくるまった蝶が顔をのぞかせていた。

蝶「み、みなさんどうされたんですか?」

焦り気味なのか口調が早口になる。

新「蝶ちゃんどこか具合でもわりいのか?」

蝶「い、いえ!!お願いだからほっといてください」

平「ほっておけるわけねえだろうが!!具合悪いなら医者にみてもらおうぜ!!」

そういって平助は蝶の布団をはがそうとする。

蝶「ちょっ!!へ、平助くんやめて!!!!」

蝶は全力で布団を取られるのを拒む。

平「往生際がわりいぞ蝶!!!」

蝶「きゃあっ!!」

平助が勢いよく布団を取るとそこには蝶が半泣きで座っていた。

土「お、まえ・・・・」

原「その姿・・・・」

沖「まるで、狐の耳と尻尾だよねえ・・・」

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