待ち受けカノジョ。
「帰ったぞぉ~」

ドスドスと廊下を歩く足音。


「あ、お疲れ!父ちゃん」

「俺は疲れてねぇ!!」

「そんな若いアピールしなくてもいいよ!」

「なにぃ?ジジィ扱いすんな!」

いつものように掛け合いをする。


こんなめんどくさいコントみたいなのも、嫌じゃなくなった。


「まぁまぁ、2人とも!もうすぐお寿司来るから、お風呂でも入れば?」

いつも間に入る友美さんも大変だよね。


「おう!俺、一番風呂ー!!」


さっさとジーパンを脱ごうとした父ちゃんが、何か思い出した様子でポケットの中に手を突っ込んだ。

「そうだ。これ、ポストに入ってたぞ」
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