一生の傷。




ギュー

抱きつかれた

と思いきやいきなりDチュ

最初はなにやってるのか

さっぱりわからなかった。

真っ暗だったし、夢かと…

でも違った。

私は大輔の手を振りほどき

下を向いた。

そしたら大輔は私の髪をそっと撫で

「バイバイ♪」

………。

私は急いでバレないように

自分の部屋へ行きベッドに潜り込んだ。

頭の中を整理しようとしていたら

携帯の画面が光った。

あ、メールだ。

大輔だった。

『さっきはびっくりした?』

…当たり前だろ。

『びっくりした』

即返信した。

ごめんねとか来るかなーって

思ってメールを待っていたら

『またチュウしようね♪』

………。は?

なにいってんのコイツ、

酔ってんの?相手間違ってるよ。

そう思い

『いやですww』

これで大丈夫だろ。

『なんで?いいぢゃん』

いやいやいや!!よくないしッ

もう怠いからメールは放置し

変な気分で眠りについた。


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