一生の傷。
出会い
「暑いなぁ~」
暑くて目が覚めた。
今は夏。セミの鳴き声がうるさい時期。
「凛ー!! 起きなさーい!!」
ガバッ
私は布団をはいで
一階へ下りていった。
「おはよー。おかん今日仕事?」
「当たり前でしょっ」
言葉を交わし朝ご飯を食べる私。
「凛、仕事行ってくるね!」
「行ってらっしゃーい♪」
時計を見たらもうすぐ9時だった。
「やべ、遅刻しちゃう」