一生の傷。




とってもショックだった。

嘘かもしれないと思ったが

大輔は嘘をつくような人ではないので

本当かもしれない。


大輔が帰ってから

私は泣いた。




ーーーーーその日の夜。



♪~♪~♪~

メールがきた。

画面を見ると宏斗さんからだった。

嬉しいかった

でも大輔と約束した事を思い出した

これで最後のメールにしよう。

私は決めた

少しだけくだらない話をしていたら

『元気ないね なんかあった?』

と宏斗さんがきいてきた

私は答えた。

『実はですね…
 事情があって
 好きな人とメール
 出来なくなるんです。』

『は?なんでww』

『ある人にメールするなって
 言われたんで。』

『誰なんそれ、意味わからんし』

好きな人って宏斗さんなんだけどな、

私は悲しく思いメールを続けた。

『まぁそのメールできなくなる人
 宏斗さんなんですけどね、』

最後のメールだから

どうにかして気持ちを伝えたい

付き合いたいとかわがまま言わないから

ただ気持ちだけ伝えておこうと思ったのだ
『え、俺!?
 塚、ある人って大輔?』

宏斗さんはびっくりしていた。

そして宏斗さんは気づいたようだった。

『んーはい、大輔ですww
 あ、言わないでくださいね』

『そっか、わかった』

涙が出た。もう終わりなんだ、と思って

『ぢゃーメールやめよっか』

私は泣きながら返信した。

『そうですね
 いままでありがとでした♪』

『うん♪まぁ俺も凛の事
 好きだったんだけどね。
 ぢゃーね!バイバイ♪』


メールを見て私は言葉をなくした。

宏斗さん、凛の事…。

大輔にこの恋を壊されたことの

悔しみで涙が溢れた。



大輔がいなければ

私は宏斗さんとうまく

いっていたかもしれない。

涙が止まらなかった、

ずっと泣いていた

声が枯れるほど…。




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