大好きな君と
キラキラに輝く招待状を左手に持ち、そのまま歩く。

するとまたキキッーとなり私の横に自転車が来た。


「よっっ、悠里ちゃん!」

???

「春登???」

ハハッと笑い私を察知していく。
靴から私の顔までゆっくりと見ていく。

「やめてよっ」

手でスカートを抑え前に進もうとする。

「今から図書館行くんだけど、悠里ちゃん行く?」

「行きませんっ!」

プンッと頬を膨らませ進もうとまたする。

「ココっ!」

春登は自分のうしろを叩くと私を手招きした。
春登は強引に私の手を握り後ろに乗せ、私の手を春登は自分の腰に巻かせた。
風になびきながら進む自転車。
私は春登の背中にピタと寄りそった。
それに答えるように春登はスピードを上げて図書館に向かう。





















































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