Do you love“me”?


「美月ちゃん、お風呂先どうぞー」

「あ、ありがとう」

“今日はここまでにしときます宣言”をした稜君だけど……。


「ねぇ、稜君?」

「なーに?」

「今日、ホントに泊まっていいの?」

「へっ!? 何で!?」

「だって……」

理由を聞かれると、なんて言えばいいのかわからない。

私だって子供じゃないけど、ハッキリそれを口にするのは、やっぱり気が引けるというか……。


色々と考えて、ちょっと困ってる私に、何かを覚ったらしい稜君は「あぁ!」と小さく声を上げて、顔を覗き込んだ。


「大丈夫だよ」

「……」

「あ、でも一個だけお願い」

「“お願い”?」

「うん!」

困惑する私に、稜君は目をキラキラと輝かせる。


「な、なに?」

稜君の事だから、変なことではないとは思うんだけど……。

それでもちょっと緊張してドキドキする。


「あれ以上は、しないから、その分いっぱい抱きしめさせて。あと……キスも!」

ニッコリ笑ったその顔を見て、カッと赤くなった頬にパッと手を当てる。


「顔、真っ赤ー!」

私の手の上に、自分の手を重ねた稜君は、

「お風呂入っておいで!」

そう言うと、早速少しかがんで、私の唇に甘いキスを一つ落とした。

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