バーチャル歴史的愛情故事
一気に4人にも狙われているとは。
考えもしない展開に美濃は悩んだ。
誰かを選ばなきゃいけないのだろうか。
「……はぁ…」
「どうした、美濃。悩み事か?」
「ま、政宗さん」
急に現れた政宗に驚きを隠せない美濃。
「?…俺に話してみろ。聞いてやる」
「いや、大丈夫です!悩み事なんかじゃないですから、大丈夫!」
「…………ほう、そうか。ならば、ちょっとこっちへ来い」
「?」
政宗は美濃を抱き寄せると、耳元で囁いた。
「石田三成がお前を狙っている」
「…っ!」
まさか政宗からも言われるとは思ってもいなかったので、美濃は顔を真っ赤にさせた。
「あやつは確かに顔が良い。だが、女を泣かせる男としても有名だ。気を付けるんだな」
「…あ、はい…」
「む?まさかお前、三成が好きだと?」
「ちっ、ちち違いますよ!」
驚いて政宗から飛び退く。
「その慌てよう、怪しいな」
「何を言い出すんですか!私はまだ三成さんと二言三言ぐらいしか話してないですし…」
「恋愛には一目惚れというのがある」
「だっ、だから!私は、違いますよ?!」
美濃は今すぐ逃げ出したかった。
「違うのか。なら安心したぞ」
政宗は美濃の顎を持ち上げ、顔を近付けると美濃の顔をじっと見つめた。
「お前は絶対に離さん」
荒々しく口付けをすると美濃を抱き締めた。