金平糖のような甘い甘い恋

分からない

「ねぇねぇ、
裕輔先輩とはどうなの?」


 授業が終わって、
のんびりしてると
玲が話しかけてきた。  


 「どうなのって...
普通ですけど」


 「嘘だぁ。いつも
2人で昼食食べてるくせにぃ~」


 「それは....」


 「ま、理由は分かるけど。
んで?麗香は裕輔先輩のこと好きなの?」


 「分かんない。
でも、裕輔先輩といると
楽しいの。話してるだけでも
一緒にいるだけでもドキドキするの。
これって、病気なのかな?」


 こんな気持ち初めてだった。
 だから、分からない。
 自分が何を考えているのか。

 でも...心はこの気持ちの
名前を知っているのかもしれない。

 でも、分からない。


 
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