魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
しばらくして、ふたりが戻って来た。


「ルウナ、腹へったろ。」

この俺が、弁当なんか作ってしまった。

柄に似合わないな…


「…あ、ありがとう。」


ルウナの様子が少しおかしい。


何故か俺と目を合わせない。


エレンに何か言われたのか?


「なあ、ルウナ~エレンと何を話していたんだ?」


「……あ、ラウルこのサンドウィッチおいしい!」


明らかに同様している。


「何かエレンにおかしなこと言われたのか?」



「そうじゃないけど…
ラウルには教えない!!」


おかしなルウナだな…


顔を真っ赤にして、怒ってしまった。



不思議に思っていると、
エレンが耳打ちしてきた。



『エレンたら、照れてますよ。』


照れてる?


まさかルウナも俺を…?



そんなわけないよな。



きっと…




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