魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー

redmoon

再び平和を取り戻した魔界…。


モーガンの一見から、しばらくたつ。



結婚まで、あと1ヶ月まで迫っていた。


婿を正式に決めなければならない。


もう決まっているのだけれど…


気持ちをラウルに伝えていないまま時が過ぎていく。


ラウルはラウルで相変わらず俺様でよくわからない。


『好きだよ。』って言うの?

『愛してる』って言うのか…


いや…言えない…言えない~


どうしたら…いいの。



わからなーい…



「ルウナ~何をブツブツ言ってるんだ?」


花畑に寝そべるアタシの顔の上にセルの顔が見えた。

今はセルと散歩に出掛けていた。



「べ…別になんでもない//」


「顔が赤いな~。
ラウルの事でも悩んでいたのか?」


当たっていて、思わず体を起こした。


「ち…違うよ。なんでも…「クククッッわかりやすいな~ルウナは。」


セルは透し能力でもあるのだろうか。


「あ~もう!
セル、聞いてくれる?」


「ルウナの悩みなら何でも聞くさ。」


「あの…ラウルに気持ちを伝えるにはどうしたらいい?」



「まだラウルに言ってないのか!?」


驚いた表情のセル。


「だって…あのラウルだよ!?好きって言ってからかわれたらどうするのよ~」

「あのラウルだからからかうなんてないと思うけど…」


だって!


キスしたり、全部からかってるに違いないじゃない?

「ルウナは、鈍感なんだな。」


「え?セルなんかいった?」


「いーや?」


はあ…


一体どうしたらいいの~





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