空の彼方に
「インフルエンザが流行りだしてきたから、家にこもりっぱなしだとしても気をつけろよ」

「はーい」

私は小さいころから喘息を患っていて、小さな風邪でも途端に喘息を誘発させてしまう。

だから少しだけでも喉が痛かったり、熱っぽかったりするとすごく危険だ。

「それから、今夜はうちに来い」

「今夜・・・?」

「ああ、絶対来いよ」

それだけ言うとカナちゃんはきびすを返した。

しばらくカナちゃんの後姿を見つめていると、その様子を見ていたアシスタントたちが一斉に口を開いた。
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