Primo Amore(初恋)
結局あのあと買い物につきあってもらったお礼と言って、慧くんをお茶に誘った。

慧くんはあまりしゃべらず、ただ私の話しにあいづちを打ってくれるだけだったけど、それでも私は嬉しかった。

男の子とこんなふうに話すなんていつぶりだろう・・・・

私がつきあってた男の子は、会えばしたがってすぐ家かホテルに連れ込まれてた。

私はなかば強引に交換したメールアドレスを見つめながら、メールを送ろうかどうしようか迷った。



また会いたいと思ってるのって・・・

私だけかな・・・


散々遊んできた私がこんなふうになるなんて、正直ちょっとおかしい。

メールを送るだけでこんなにドキドキするなんて、まるで中学生みたい。

でもそのドキドキが嬉しかった。

こんな私でもただ純粋に「会いたい」と思える人が出来た。

私はそれだけでも一人ドキドキしていた。
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