王達の召使


 乱れた呼吸を
 整えながら、
 私は後悔をした。

 何て事してしまったのだ。


 しかし
 怒声が響くこともなく
 無言が続くこの空間。


 私は
 部屋から飛び出した。

 生徒書を持たずに。



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