さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―
沖田さんたちも戻ってきて、15人くらいの人たちが、壁にもたれかかるように部屋を囲んで座った。
近藤さんは上座とか、下座とかそんな感じの位置に座って、反対側に座った私とは向かい合うかたちになった。
緊張する・・・。
四方八方から浴びる視線は優しいもので はなかった。
「それじゃあ、始めるか。」
険しい雰囲気の中、近藤さんは相変わら ずにこにこと話し始めた。
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