Vrai Amour ~妃奈の場合~
「・・・きれいだよ、妃奈」
その言葉に素直に嬉しくて、改めて恒輝さんと出会えて良かったと思う。
「恒輝さんも、すごく素敵です」
そうして微笑みあっていると、不意にドアをノックされて私は慌てて恒輝さんから身体を離した。
「そろそろお時間ですので・・・」
スタッフの声がして、いよいよか・・と少しだけ緊張が走った。
すると、つないだままだった恒輝さんの手がきゅっと私の手を握ってくれた。
「・・・行こうか」
恒輝さんは私の手を引き、扉を開けた。
「はい」
光溢れる教会に幸せの鐘が響き渡り、私たちはまた新しいスタートを切った。
これから始まるニューヨークでの生活にちょっぴりの不安と満タンの期待を乗せて
私たちはこれからもずっと、お互いにただ一人だけを愛して生きていくことを誓います。
