Vrai Amour ~咲子の場合~
「・・っ・・あぁ・・・」



早く、もっと奥まで・・・



欲しくて欲しくてたまらなくて、私は腕を伸ばして秋緒の腰を引き寄せた。


「そんなに欲しいの?」


秋緒は嬉しそうに笑うと、今度はいきなり腰を動かし始めた。


「あっ・・あっ・・・やぁっ・・・」


あまりの刺激に身体中が引きつってしまいそうになりながら、私は秋緒を受け止める。


「・・・すご・・っ・・・きつくて・・・熱くて・・・っ・・あっ」


秋緒は狂ったように私を抱き寄せると、今度は抱き起こして下から突き上げた。

そうされると蕾が擦れて、気持ちよくてたまらない。

秋緒の首に両手をまわして抱きしめると、さらに胸の突起を強く吸われ下からの突き上げも強くなった。


「・・・あ・・っ・・・くっ・・・咲子さん、も・・・イク・・・」


その瞬間、不意に初めて駿に抱かれたときのことを思い出した。

秋緒は私を再び押し倒し、ラストスパートをかける。

目を閉じると、なんだか駿と昌弘に抱かれている気分になる。

そう思ったら、さらに興奮してしまい、秋緒に自分の腰を押し付けるように腰を振った。


秋緒は寸前に腰を引き、私のおなかの上に欲望を吐き出す。
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