漆黒の黒般若
その言葉に土方さんと平助くんは絶句していた
あたしは聞きなれない単語に首をかしげるが周りの深刻な雰囲気にただならぬものを感じる
「いつから…、総司はいつから労咳だったんだ…?」
重い空気の中土方さんが口を開く
「本人に聞かない限りは正確にはわかりませんが、多分発症したのは皆さんの話を聞く限り池田屋での一件でしょうかね…」
「総司は死ぬのか…?」
「えっ!?」
“死ぬ”という単語についつい反応してしまう
「まだ死ぬとは限りません。労咳は死病と言われていますが治った人もいるんです」
松本先生はあたしたちにそう言って元気づけてくれる
しかし皆の顔は晴れることはなかった
「とりあえず、安静にしていてください。間違っても隊務など考えませんようにくれぐれも頼みますよ…」
そう言って先生は帰っていった
彼が帰っていった後も重い空気の中誰一人として口を開くものはいなかった
また大切な人が居なくなるのだろうか
あたしは目に見えない敵になすすべもなくうなだれた
あたしは聞きなれない単語に首をかしげるが周りの深刻な雰囲気にただならぬものを感じる
「いつから…、総司はいつから労咳だったんだ…?」
重い空気の中土方さんが口を開く
「本人に聞かない限りは正確にはわかりませんが、多分発症したのは皆さんの話を聞く限り池田屋での一件でしょうかね…」
「総司は死ぬのか…?」
「えっ!?」
“死ぬ”という単語についつい反応してしまう
「まだ死ぬとは限りません。労咳は死病と言われていますが治った人もいるんです」
松本先生はあたしたちにそう言って元気づけてくれる
しかし皆の顔は晴れることはなかった
「とりあえず、安静にしていてください。間違っても隊務など考えませんようにくれぐれも頼みますよ…」
そう言って先生は帰っていった
彼が帰っていった後も重い空気の中誰一人として口を開くものはいなかった
また大切な人が居なくなるのだろうか
あたしは目に見えない敵になすすべもなくうなだれた