幸せの記憶
「あれ、ちゃこか?」

そう言って、近寄ってきたのは
いとこのお兄ちゃんで、
としちゃんだ。

すでにお酒の臭いがする。

「もう、
酔っ払ってるんですか?」

私がそういうと、

「そんな生意気なことを
言うようになったのか?ちゃこは!

俺は、お前のオムツを
取り替えてやったんだぞ!」

「・・・・・・」

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