俺だけの花嫁



真琴にどこに行きたいか聞くと「水族館」と答えた。


水族館なんて何年ぶりだろうか。


記憶を探ってみたが長くなりそうなのですぐに止めた。


ただ今日を楽しもう。




そう思いながら、玄関で靴を履く真琴を見守っていると…








「伊織…。久しぶりね」






鈴の音のような、懐かしい声がした。






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