身長差40cmのバレンタイン

意を決して教室に入ろうとした

が、そこには女の子が5人立っていて入れなかった

5人が全員私を見る

怖くなり、一歩下がるとその子達も一歩前に進む

だから、一歩下がる
すると、一歩前に進む

気づけば、また廊下に逆戻り

背中に壁
周りは女の子達に囲まれる

すごく…怖い…


「…あの…」


勇気を振り絞って口を開くが言葉が続かない

そんな私を見て、女の子達が笑い始めた


「あんたさ…勘違いしてんじゃない?」

「羽白くんがちょっと優しくしてくれたからって…調子に乗りすぎ」


勘違い?
調子に乗りすぎ?

意味がわからない…

< 43 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop