ピアノレッスン
秋月は私の目の前まで来ると、壁に両手をついて自分の身体の内側に私を閉じ込める。


「・・ちょ・・っ」


その腕の中から逃げようともがいてみるけど、秋月の腕は意外にも力強くてびくともしない。


何度かもがいてあきらめると、そっとその顔を見上げた。








背・・・高いんだ。




今まで気にしたこともなかった。




鼻筋はとおっていて、その舌には薄くてきれいな唇・・・・










って・・・何、考えてるの、私ったら!!


慌てて頭を振ると、上からいつもより少し低い声が優しくおりてきた。
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