彼女志願!

だけど「いやいいです」なんて拒否するのももったいない。

だって、だって。

これって穂積さんの手に触るチャンスだし!!!!


たぶん、手に触るくらいなら……。

少しくらいなら……。



ドキドキしながら、そっと、体の向こうにある穂積さんの左手を両手でつかみ、引き寄せた。



しっかりした骨格の大きな手。

爪もきれいな桜色で、健康そのものって感じ。


手首にはオメガ。

少し重そう。



薬指が人差し指より長いのは、なんて言ってたっけ……。

それにしても指、長いなぁ……。

私の手なんか、簡単に握りつぶされそうだもの。

ぜんぜん大きさが違うんだ。



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