彼女志願!

そうささやいた穂積さんは、覆い被さるように私の首筋に顔を寄せ、ちゅ、と音を立てた。



「――!!!!」



驚きすぎて声も出なかった。


タグを噛みきられたときとは違う。

明らかに唇が押しつけられた感触に、くらくらめまいがした。



ごく自然に、寝椅子の上に倒れ込む私たち。



う……うそでしょ……?



「待って……待ってくださいっ……」



声にならない声で、必死にお願いする私。


彼の腕をつかもうとするけれど、指がマヒしたみたいに力が入らない。


そして私の首筋に押しつけられた穂積さんの唇は、やんわりと肌をはみ、ちゅ、ちゅと、と音を立てる。



「あっ……」



だめだめ。

こんなの刺激が強すぎる~!!!!



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