彼女志願!

「あの……」



気持ち半泣きになりつつも上半身を起こし

特に乱れてもいないチュニックの裾をなおすふりをしながら、穂積さんを見上げた。



「なんです」

「あの……いつか、穂積さんが私のことを好きになったら、キス、してくれますか……?」

「――」



私の言葉を聞いて、なぜか言葉を失う穂積さん。


面白そうに私を見てニコニコしていたのに、一瞬呆けたような素顔に戻る。



やばい。

こいつガッツキすぎだって引かれたんだろうか。


だけど、さっき首筋にキスされながら思ったんだ。

私の唇に、キスしてほしいって。




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