彼女志願!

「あなたの好きになってくれた穂積真一には、きっとセフレなんかいなかったでしょうね」

「そっ……想像も、してません、でしたっ……」

「でも俺はそういう男なんです。

セックスするためだけに、誰かと一から関係を作るのが面倒だと思っているような……

だからって不特定多数は病気も怖いから、それなりの、割り切った女を一人か二人、常にキープして

時折たまった性欲を吐き出せればいいと思っているような……」

「うう~っ……」



セックスとか面倒とか、言わないでほしい。

死ぬほどつらい。

耳をふさぎたいくらい、苦しい。




だけど穂積さんは、今までそうやって女の人と関係を重ねてきたんだ。


いや、本当の意味で、女性と関係なんかもったことがなかったんだ。


それが本当の穂積さんなんだ。



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