彼女志願!
「――顔色がよくないから、もう少し眠ってください」
腕の力を緩め、頬に指を滑らせる穂積さん。
私の顔を見下ろして、少し、眩しそうに目を細める。
確かに、ここ数日まともに睡眠をとってなかったし。
このままじゃ仕事に差し障るかも。
「はい、寝ます」
彼の言葉に、さっきまで眠っていたソファーベッドを振り返ると
「ちゃんとベッドで寝たほうがいいでしょう」
穂積さんはそう言って、私をひょいと抱き上げ
スタスタと、ほとんど使っていない寝室へと向かう。